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家具
2017/11/07

J39 - ボーエ・モーエンセンの原点 #2

ストーリー

第二次大戦後、デンマークの首都コペンハーゲンには全国から職を求めて国民が殺到した。
急激な人口集中に伴いコペンハーゲンは瞬く間に物件不足に見舞われることとなり、
追い討ちをかけるように家賃は高騰し貧困は加速した。
その結果、豊かな暮らしを求めて地方を離れたのにも拘わらず、
新天地で移住者たちを待ち受けていたのはより倹しい生活だった。

平和の代償に皮肉にも夢や希望を奪われ続ける日々。
戦時中の抑圧的な生活からようやく解放されたのにも関わらず、人々の表情は依然暗かった。

第二次世界大戦後ののコペンハーゲン

そこでデンマーク政府は戦争により荒廃したデンマーク国民の生活を立て直すべく、
FDB(デンマーク生活協同組合連合会)を通じてさまざまな復興プロジェクトを立ち上げた。
復興プロジェクトにおいて最重要課題であったのが生活必需品の生産だ。
そこでFDBは家具を国民に遍く行き届かせるべく家具部門を設立する。
この部門はFDBモブラーと名付けられ、コーア・クリントは愛弟子であるボーエ・モーエンセンを初代代表に任命した。

こうしてモーエンセンは現代デンマークにおける新たなライフスタイルの基礎作りに大きく寄与することとなる。

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