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家具
2017/11/21

J39 - ボーエ・モーエンセンの原点 #3

ストーリー

逼迫した戦後のコペンハーゲンの住宅事情を解決するため、
FDBボーエ・モーエンセンが代表を務めるFDBモブラー
「美しく丈夫、かつ経済的で機能的」な家具デザインを要求した。


シェーカー家具のある寝室

貧しく物不足の時代にモーエンセンが作品づくりのヒントを得たのは、
アメリカのニューイングランドに住むシェーカー教徒の生活様式。
シェーカー教徒は清貧と規律を尊び、世俗と距離を置いた自給自足の生活を美徳としていた。
彼らによるシェーカー家具はコロニアルなイギリス家具からとことん装飾を排し、
空間を無駄なく使えるよう直線構成をベースにして生み出された新しい機能美の形だった。
モーエンセンはシェーカー家具の理念に深く共鳴し、
そのエッセンスを彼のデザインの随所に取り入れた。



C18J39のダイニングセット

そして1947年に誕生したのが「C18」ダイニングテーブル「J39」ダイニングチェアだ。
C18は狭小な居住空間を最大限に活用するためにコンパクトにデザインされている。
当時の4人がけのダイニングテーブルは160×80㎝や150×100㎝のものが主流だったが、
モーエンセンは大胆にも140×90㎝の大きさに収めた。
この画期的なダイニングテーブルに合わせて設計されたのがJ39なのである。

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